原料費調整制度について
原料費調整制度
原料費調整制度は、為替レートや原油価格の動きに応じて変動するLNG(液化天然ガス)やLPG(液化石油ガス)の原料価格を適切にガス料金に反映させる制度です。
制度の仕組みと算定方法
貿易統計に基づく3ヶ月の平均原料価格と基準となる原料価格(基準平均原料価格)を比較し、その変動分について、次の算定方法により単位料金(1立法メートルあたりの単価)を毎月調整します。
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原料費が変動
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①平均原料価格を算定
- (算定方法)
- 平均原料価格(円 / トン)=
LNG平均価格(円 / トン)× 0.9479 + LPG平均価格(円 / トン)× 0.0546
※算定結果の10円未満四捨五入
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②平均原料価格の変動額を算定
- プラス調整
- 平均原料価格が基準平均原料価格を上回る場合は単位料金をプラス調整します。
- マイナス調整
- 平均原料価格が基準平均原料価格を下回る場合は単位料金をマイナス調整します。
- (算定方法)
- ※1 変動額(円)※2 = 平均原料価格(円/トン) ー 基準平均原料価格(円/トン)※3
※1 平均原料価格が、基準平均原料価格を上回る場合
※2 算定結果の100円未満切り捨て
※3 基準平均原料価格 105,230円/トン(令和5年4月20日実施のガス小売供給約款)
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③ 調整額を算定
変動額100円につき単位料金を1㎥あたり 0.081円調整します。
- (算定方法)
- 調整額(円)=0.081円×変動額(円)÷100円×(1+消費税率)
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④ 単位料金への反映
毎月の単位料金(1㎥あたりの単価)は、あらかじめ定めた基準単位料金に原料費調整による調整額を加算または減算して算定します。
- (算定方法)
- 調整単位料金(円 / ㎥)= 基準単位料金(円 / ㎥)± 調整額(円)
※算定結果の小数点第3位以下切り捨て
原料価格の算定期間とガス料金への反映時期
原料価格の3ヶ月平均値を、中2ヶ月の間隔をおいて、次の1ヶ月分のガス料金に反映します。
毎月の調整単位料金のお知らせ
原料費調整制度により適用される毎月の調整単位料金は、こちら