ガス料金

原料費調整制度の導入

(1) 原料費調整制度

都市ガスの原料(LNG液化天然ガス及びLPG液化石油ガス)の価格は、原油価格や為替レートの動きにより変動します。「原料費調整制度」はこうした変動する輸入原料価格を、ガス料金に適切に反映させる制度です。

(2) 基準単位料金の調整方法

  1. 基準となる平均原料価格を86,220円※1(供給契約による購入ガスの原料トンあたり)といたします。
  2. 実績の平均原料価格が基準平均原料価格を上回り又は下回る場合は、その変動幅100円につき、基準単位料金を0.081円(1m3あたり)調整いたします。この調整後の調整単位料金を適用して料金を算定いたします。

※1 ガス小売供給約款 令和元年10月1日実施分

(3) 調整後の調整単位料金の適用時期

実績の平均原料価格は下表の平均原料価格算定対象期間について毎月算定いたします。基準となる原料価格(基準平均原料価格)と貿易統計にもとづく3ヵ月の平均原料価格を比較し、その変動分について算定した調整単位料金を、平均原料価格算定対象期間より中2ヵ月の間隔をおいて、次の月の検針に係る料金に適用いたします。

平均原料価格算定対象期間 ガス料金への適用時期
前年8月から10月 1月分ガス料金
前年9月から11月 2月分ガス料金
前年10月から12月 3月分ガス料金
前年11月から当年1月 4月分ガス料金
前年12月から当年2月 5月分ガス料金
当年1月から3月 6月分ガス料金
当年2月から4月 7月分ガス料金
当年3月から5月 8月分ガス料金
当年4月から6月 9月分ガス料金
当年5月から7月 10月分ガス料金
当年6月から8月 11月分ガス料金
当年7月から9月 12月分ガス料金

(4) 各月ごとに適用する基準単位料金 (調整単位料金)

各月ごとに適用する基準単位料金(調整単位料金)は、あらかじめお知らせいたします。なお、基準単位料金(調整単位料金)の算定基礎となる原料価格は、弊社のホームページ、並びに店頭に掲示いたします。

(5) 基準単位料金の調整例

調整例

平均原料価格が42,900円になった場合

  1. 原料価格変動額の算定
  2. 原料価格変動額 = 基準原料価格 - 平均原料価格
    = 86,220円 - 42,900円
    = 43,320円 → 43,300円
    (100円未満切り捨て)
  3. 調整単位料金調整額の算定
  4. 調整単位料金調整額 = 0.081円 × 原料価格変動額 ÷ 100円 × (1 + 消費税率)
    = 0.081円 × 43,300円 ÷ 100円 × 1.1
    = 38.5803円
  5. 調整後の調整単位料金(小数点第3位を切り捨て)
料金表A 159.89円/m3 (= 198.48円 - 38.5803円)
料金表B 141.76円/m3 (= 180.35円 - 38.5803円)
料金表C 123.30円/m3 (= 161.89円 - 38.5803円)
(ガス小売供給約款 令和元年10月1日実施分)

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